最後の場所となるのでしょうか

大相撲初場所は終盤戦を迎えています。3人中2人の横綱が休場し、1人横綱として残った鶴竜関と平幕の栃ノ心関との優勝争いが注目されています。現在、色々な幕内力士がいますが、平幕の39歳の安美錦関が気になっています。私と同い年の力士なのですが、以前は三役も経験したベテラン力士です。ところが、1年半前にアキレス腱断裂という大怪我に見舞われ十両にまで陥落しました。十両からはなかなか幕内に上がってくることができなかったのですが、2017年九州場所で見事幕内に復帰したのです。その時、すでに39歳でした。
その九州場所で勝ち越し、敢闘賞を受賞しました。普段はひょうひょうとした表情の安美錦関は九州場所の敢闘賞獲得のインタビューで涙を流して受け答えをしていたのが印象的で、怪我で十分動けない時は本当に苦しかったのだなと感じました。そして、今場所は前頭10枚目で初場所に臨みました。序盤から負けが続き、さらに5日目には膝を怪我して休場。10日目からは再出場していますが勝ち星は獲得できていません。以前、「幕内で負け越したら引退」と言っていたのですが、その通りになってしまのでしょうか。負けてもいいから怪我を押して千秋楽まで出場しているように思います。その姿を見ると辛いですが、本人の中で決めているのではないかと感じています。