意味の深いインタビュー

"大相撲初場所、12日目に結びの一番で遠藤関が横綱鶴竜関を破り2敗目を喫しました。栃ノ心関は玉鷲関に勝って1敗を守り単独トップとなりました。遠藤関は入幕から約5年で4つ目の金星を上げました。鶴竜関からは2014年5月場所以来の金星獲得となります。
最後に勝者インタビューがあったのですが、4年ぶりの鶴竜関からの金星の事を聞かれていました。「あの頃と違った感情がありますか?」と。少し間をおいて遠藤関は「あの頃からいろいろあったもので…」と噛みしめるように発したのです。2013年に相撲界に入り、スピード出世で一気に番付を上げていた時期がありました。未来の横綱と騒がれていた時もありましたが、その後怪我に苦しみました。2014年5月はまだ入門して1年過ぎのころで勢いもあり、怖いもの知らずな時だったと思います。
それが、膝や足首の怪我で手術やリハビリを繰り返し一時は十両まで下がっていました。徐々にですが、番付を戻しつつあり今場所は勝ち越しまであと1勝まで迫りました。「この勝ちを無駄にしないようにしたい」と言っていた遠藤関。あと1勝というのが近いようで遠い本当に1つ勝つことって難しいことなんだなと改めて感じました。苦労した分、努力が報われて欲しいです。"